オーディオ趣味の世界に研究心を

オフ会の様子

Google サイト内の語句をGoogle Search機能で検索できます.

第1回発表会レポート

2010年9月23日(木)東京都文京区の生涯学習施設『アカデミー湯島』にて開催


 2010年9月23日 (木)勤労感謝の日
 スピーカー再生技術の新しいカタチを目指し、26名もの人々が東京文京区にあるアカデミー湯島に集結しました。
 アカデミー湯島は、文京区民のための生涯学習施設として設けられたものです。このオフ会は、目的に相応しい学習会として開かれたものです。
 定員は56名(+4名分の椅子)です。定員の約半分の人員による会でしたが、会場がゆったりと使えたので、移動して近くで観察したり、いろいろな場 所から聴いたりして、実際に肌で感じる観察が出来ました。
  最初は、会長の鈴木による、多自由度バスレフの聴き比べで始まりました。多自由度バスレフ型キャビネット3機種(標準型MCAP-CR、CBS-CR、 AICC-CR)は、全て一辺250mm立方体形状をしており、ユニットには、Tangbandの3インチフルレンジを使用しています。このため、外見から は内部構造の違いを判別できません(左写真の左側中央より上のサイコロ状のシステム)。
本人のコメント   一通り聴き終えた後、好みを質問すると、一番人気のあったのが、CBS-CR型、次いで、標準型MCAP-CRでした。CBS-CR型は、後方に向けた ダクトからの放射音が一瞬遅れるようになっており、独特の低音感を形成します。この遅れが好ましく感じられたように思います。 高忠実度の観点からは、CBS-CR型の遅れは問題なのだと思いますが、結果として新しい可能性を示したのかもしれません。 詳細は、こちらをご参照ください。
 大沢さんは、一般参加ですが、副空気室4室の標準型MCAP-CRアプリケーションを持参してくださいました。
TangbandのW4-657SHを使用し、スーパーツィーターを付けています(左の写真の丁度中央の正方形バッフルのシステム)。スーパーツィーターなしでは少し高域が 弱い感じだったそうです。組立式の箱という素材を上手に使い纏めた音でした。大気解放側のダクトがやや小さく感じまっすがバランスは良くとれています。

本人のコメント
当日は皆様に大変お世話になり、また得るものも盛 りだくさんの楽しい一日でありがとうございました。あの作品はもともと発表するつもりなどありませんでしたが鈴木様のご招待を戴き当日のとおりとなりまし た。昔一人でやっていたころを思い出し、「みんなでやることの楽しさ」に感じ入りました。企画プログラムも興味深く、ベテランの皆さんの力作に驚き、大変 刺激を受け、また何か作りたくなりました。またよろしくお願いいたします。
 上村さんは、大阪から夜行バスで駆けつけてくださいました。 作品は、MCAP-CRの要素とホーンを融合した新しいシステムです。音楽を聴くために纏まった音で、流石にベテランらしいと思います。 音出しの最初を飾ったのがこの作品で、会場でも好評でした。
詳細は、こちらをご参照ください。

本人のコメント
 当日は、もう楽しかったの一言です。自分のスピーカーがこれだけ多くの人の前で鳴らせて感激です。スピーカーは最終的には長岡さんも言っておられる通り 「職人」の世界です。低域についても、それが音楽の中でどう鳴るかが重要だと思っています。聴かれた方の感性と私の感性が融合するのかしないのか、、、、 私の中では最善の努力で鳴らしましたし、あとは聴かれる方それぞれの胸の内でしょう。聴いて頂いた皆様に感謝致します。
 加藤さんは、コストを 掛けずに、廃品の紙管と塩ビ管を使って、副空気室が4つのMCAP-CR型システムを製作されました。その名は、Twin Towerと云います。
 スピーカーユニットの取付にも工夫を凝らし、余分な音が出ないようになっています。紙という素材の柔らかさを生かした音でした。ジャズベースの低音を分解 して美しく聞かせました。会場でも特に好評の作品でした。

本人のコメント
 古舘さんの作品は、昨年、『集まれ!塩ビ管スピーカー』のオフ会で発表された、 副空気室2つのMCAP-CR型のスピーカーユニットを3インチフルレンジから、4インチ同軸2ウェイに改造されたものです。 塩ビ管の特徴を活かした焦点の合った音で、2ウェイの威力も相俟って、高音が遠くまで届く感じでした。

本人のコメント
 石田さんは、仕事の合間を縫って、シングルバスレフを持参してくださいました。
 シングルバスレフにありがちな、共振周波数付近でのぶうんという感じはありません。流石に、自作の達人らしく、ダクトの共振周波数をなだらかに分布させ、  また、2ウェイの繋がりも見事でした。これは試作品の段階とのことなので、完成品はどんな音がするのか興味が尽きませんね。

本人のコメント
   松さんのメインシステム、バンビーノは、SICAのZ007360(8Ω12インチ)を正面に使い、Z006490(4Ω10インチ)2発を直列にして、 音場再生用に使用したNDRシステムです。音場再生用の音圧レベル正面の音圧より低くして音場型としてのバランスをとっています。エンクロージャは、副空気室2 室の標準型MCAP-CRですが、標準設計とは異り、内部のダクトの共振周波数を下げてバランスを変えています(薄い色の大型システム)。
 このような設計により、スピーカーシステムより後方にも音場が拡がりました。また、12インチの大型システムにもかかわらず、点音源のような音場を実現してい ます。参加者は音の良さに驚いていました。
詳細は、こちらをとこちら ご参照ください。

本人のコメント
 バンビーノはN.D.R.システムの形態をとっていますが、音の感じは本来のN.D.R.とはかなり違っていました(;^▽^;) 音場がかなり狭いです ね。予想はしていたことですが、大口径フルレンジユニットの指向性の狭さも原因のようです。3方向(120度間隔)では不十分な感じです。一方、MCAP −CR型エンクロージャの効果は高かったと思います。ユニットのエフゼロは70Hzと高いのですが、MCAP−CRによって40Hzあたりまでは不足感な く再生できたように思います。あと、大音量のときにエンクロージャ内部の濁った音が広い振動版を通して外に漏れてしまうのがよくわかりました。家で小音量 で聴いていたときには気づきませんでした。これも大口径ユニットの新たな問題点ですね。まだまだ研究が必要です。ご試聴くださったみなさん、どうもありが とうございました!
 鈴木の作品QNDRシ ステムは、NDRとの比較のためバンビーノと同じソースを順序を変えて鳴らしました。副空気室が2つのMCAP-CRで、正方形断面の角柱で、製作は簡単です。 詳細は、こちらを ご参照ください。

本人のコメント
 QNDRは、準NDRシステムとして、NDRを簡略化して作ってみたものです。残響の多いホールのような再生音になり、使い方によっては、可能性を秘め ていると思います。個人的には、こういう音造りは好きです。
 NDRとは異り、音場がスピーカーの後方にいっぱいに拡がるので、後方でも同じように聞こえます。高忠実再生とは違いますが、これはこれでありかと思います。


 オフ会が終わっても、来場された方々の熱気が冷めずあちこちで話し込んだりして、中々解散出来ませんでした。
 懇親会は、18:30からの予定だったが、撤収が終わって始められたのは19時近くなってからでした。この写真を撮影したのは、18時50分頃ですが、まだ、松さんは到着していません。
 オフ会の熱気覚めやらぬところで、会話があちこちで盛り上がりました。手前側で盛り上がったのは、某社のバックロード用フルレンジユニットの話題でした。  この話題は、大山さんのメルマガのタネにもなりました。

 ここからまた新しい発見が出来、次の研究の種が見付かれば、研究会オフ会の第1回目としては大成功だと思います。

 次回は予定がありませんが、新しい仲間も集めて実施しましょう。皆様どうも有難う御座いました。

  • イベント情報
  • 2014年のオフ会(中野ゼロにて実施)
  • 2013年のオフ会(中野ゼロにて実施)
  • 2012年のオフ会(すみだ産業会館にて実施)
  • 2011年のオフ会(中野ゼロにて実施)
  • 2010年のオフ会(アカデミー湯島にて)
  • inserted by FC2 system